ここは空路のページです

≪開発室≫


≪2.何もマップチップを置いてないのに進めないor置いてるのに通過!?≫


(※)
サンプル画像には
「聖海神マリステーネ」様のフリー素材と、
「ウディタwiki」より「ねくら」様のフリー素材を
使用させていただいています。




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自分の思い描いた世界を作るには、
自分に合ったマップチップが必要不可欠です。

tkool2WOLF_plus」を使ってツクール素材をウディタ規格にしてみたり、
「Mapmapper」でマップチップ同士をくっつけてみたり……

いろいろとマップチップをいじったことがある方もいらっしゃるでしょう。
特に「どのエリアでも、どのマップチップでも自由に使いたい」と
考えた結果、全てを合体させた超・超ロングなマップチップを
ウディタに登録した方も多いのではないでしょうか。
(少なくとも自分はしました……)

しかし、あんまりにもロングなマップチップだと、
制作中のマップを切り替えるたびに長いロード時間が掛かったり、
テストプレイでマップを行き来するたびに一瞬、ラグが発生したりと、
少々ならず問題が出てきてしまいます。
(縦の長さが8000超えた辺りから重くなります)

それに気づいて、マップチップを短いものに取り換え、
それに合わせてマップを総書き換えした次の日から……


何もない場所に見えない障害物?

壁があるはずの場所を主人公が歩く??

もう過負荷はないはずなのに
game.exeが強制終了???


そんな異常事態が発生したのです。




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≪解決法 「肌パック式 消去」≫


この緊急事態に自分は長らく混乱していましたが、どうやら
「長いマップを短いマップに変えた後で」
起こりやすい現象ではないかと判断しました。

そして、この原因となっているのが、
「以前は存在したが、現在は存在しないマップチップ」です。

例えば、「A」のマップチップに「B」のマップチップをくっつけたとします。

マップ異常のサンプル

合体させたマップチップを登録して、「A」と「B」の両方を使ってマップを書いたとします。

しかし、あとから「B」を削った「A」だけを登録し直すと、
エディター上では「B」のマップチップが見えなくなります。
しかし、実際には通行設定などがマップ情報として内部に残っています

例としては、「B」のマップチップにあった「通れない岩」を設置した後、
「B」を削って「A」だけを登録し直した場合には、
「岩はなくなる」けれど「岩があった場所は通れない」状態になります。

この状態は、マップ情報を読み込もうとするウディタにもgame.exeにも
かなりの負担を強いるので、
パソコンの処理能力にもよりますが、強制終了などが頻発することになるようです。


これを解決するには、
「B」のマップチップが置かれていた場所の全てを、
現在あるマップチップ(「A」もしくはオートタイル、消去)で
上から潰していくことが、最も簡単な方法です。


マップチップを書き直す際に「消去(マップチップの0番)」を選び、
「範囲選択」でマップ全体を消す
それを3レイヤーで全て行えば完全にリセットできますが、
それでは、「A」の分も消してしまいます。
イチから書き直すならいいですが、それもなかなか面倒です。

そこで試行錯誤の末、空路が思いついたのが
冒頭の「肌パック式 消去」です。


マップ異常のサンプル2

例えば、このお屋敷の画像。
リリィの自宅、ソラツオーベル邸です。

一見すると、どこにも池がありませんが、じつは以前まで池や小屋がありました。
書き直した後が、今の状態です。

テストプレイで「歩けない場所」を探して
1マスずつ消していくのは、あまりに面倒です。
かと言って、お屋敷ごと全てを消去するのはもったいない。

そこで、このマップに使われていないオートタイルなどを選択して、
何もないはずの場所を「塗り潰し」てみます。

(消したくないマップチップを
消してしまわないようにご注意ください)

マップ異常サンプル5

何もないはずなのに、塗り潰されていない場所があります。
ここが、以前まで「B」のマップチップがあった場所です。

この空白を、さっきと同じ使っていないマップチップで潰していきます。
(なお、一見すると同じ「空白」ですが、
「もともと置かれていたのが同じマップチップではない」場合、
一度には塗り潰せません)

で、塗り潰した結果が、こちら。

マップ異常サンプル5

最後に「オートタイルの0番(消去)」を選択して、
このチップをポチッと塗り潰せば……

マップ異常サンプル6

すっきり!

これで、見えないのに通れない場所はなくなりました。
また、この方法だとテストプレイでは歩けない場所(新しく建物や森の木ができた場所とか)でも
問題なく対応することができます。

ただ、結局は注意力との勝負なので、
怪しげな場所では、マップを拡大したりしてください。
(上の画像でも見落としが2ヶ所ありました)


ちなみに、最初に何もない場所を塗り潰した際、
いきなり目的の池にジャストミートすることもあります。

マップ異常サンプル3

もともとのマップを完全に覚えていた場合は、これだけでもいいかも知れません。
ただ、覚えていない小物(石とか人形とか…)が
どこかにある危険も考えて、マップ全体をチェックしてみることをオススメします。



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